明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さて、今回は「途中式が書けないのは何故か?」について書きた
中学校に入り、算数から数学に変わる過程で途中計算がどうしても必要になってきます。
そのことをお母さんお父さんはよく分かっているので、お子様のノートや答案を見て不安になられる方も多いのではないでしょうか?
この問題の根本原因は算数と数学で求められる物が違うところにあるんです。
「中学校入試などの算数はスピードと正確性」を計ります。
線分図や面積図を使ってとにかく早く答えまで!!!そうやって訓練されてきた場合、当然ですが途中式は必要ありません。線分図ほんと便利ですよね~
ところが、数学は
「論理を重視して採点者に正しく伝える」ことが重要視されます。
答えが合っていても論理が破綻していれば丸はもらえません。図形の合同などがその良い例ですね。
当然求められるものが違うので、子供たちもはじめは戸惑います。
そらそうですよね。ですが心配しなくて大丈夫です。
途中式の書き方や証明の書き方を学べば必ず出来るようになります。
途中式が書けない原因は「書き方を知らない」それだけです。
テキストや授業でいくら途中式を見たり写したりしても、書き方の基本がわかっていなければなかなか書けるようにはなりません。基本から習得する必要のある能力なんです。
もしノートなどを見て本当に理解出来ているのか不安になった場合は
「これどうやって解くかおしえて?」
と聞いてあげてください。理解出来ているか確認が出来るはずです。
(ただし式を書いていないことで点数を落としている場合は別です。何が必要なのかを見極めて習得する必要があります。)
ちなみに・・・高校で習う数学の証明なども厳密には証明といえないものも多いです。
忘れもしません・・・大学1年生の4月。数学の授業で教授に言われた
「今まで習ったのは数学ではないので、忘れてください。1から頑張りましょう。」
意味を理解出来なくて笑ったのはあれが初めてです。ウフフ。
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